2009 |
03,23 |
※花園とはまた違う転生現代パロディです。
※曽良くんが変です。
※芭蕉さんが大変苦労します。
※曽→→→→→→→→←芭くらいの心意気です。
よろしければ設定を。
詳しい設定
曽良くん
現名は正字。大学生。
前世の記憶はないが、芭蕉さんへの想いは転生当初から引き継いでしまったようで自然と松尾芭蕉マニアに。というか芭蕉ラブァー。
過去の偉人という三次元という名の二次元相手に本気で恋をしている。芭蕉という名があるところにはとにかく駆け付け彼へと想いを馳せる。
転生芭蕉さん=宗房さんには名前が芭蕉さんと同じだということに大変萌えを感じている様子。あと芭蕉にかなり詳しいこともあり、彼を(決して表には出さないが)尊敬している。
たまに宗房さんを見て、松尾芭蕉ってこんな人だったんじゃないかと思ったりもする。でたまに欲情しちゃったりもする。
ムッツリ変態。
芭蕉さん
現名は宗房。とある市内の図書館司書。
前世の記憶を持って生まれてきている。ので自分の前世の活動が、後世に残っていてとても嬉しい。
あとは大好きだった曽良くんと再会出来たらなぁ~、なんて思ってたら出逢ってびっくり。
でも記憶はないらしいと気付きがっかり。
あまつさえ自分の前世に恋をしているなどと、思わぬ告白を受けて超びっくり。
しかもそれがストーカーの域に突入していて正直引き気味。
芭蕉研究だけでなく自身も俳句を詠むが、正字くんに聞かれたら何か大変なことになりそうなので彼の前では自重している。
それでも慕われるのは悪い気はしないので、一緒に出掛けたりしている。
最初は引き気味だったが、やがて「過去の私じゃなくて今の私を見てよ…」と前世の自分に嫉妬したりするようになる。
出逢い編です。よろしければどうぞ!
※曽良くんが変です。
※芭蕉さんが大変苦労します。
※曽→→→→→→→→←芭くらいの心意気です。
よろしければ設定を。
詳しい設定
曽良くん
現名は正字。大学生。
前世の記憶はないが、芭蕉さんへの想いは転生当初から引き継いでしまったようで自然と松尾芭蕉マニアに。というか芭蕉ラブァー。
過去の偉人という三次元という名の二次元相手に本気で恋をしている。芭蕉という名があるところにはとにかく駆け付け彼へと想いを馳せる。
転生芭蕉さん=宗房さんには名前が芭蕉さんと同じだということに大変萌えを感じている様子。あと芭蕉にかなり詳しいこともあり、彼を(決して表には出さないが)尊敬している。
たまに宗房さんを見て、松尾芭蕉ってこんな人だったんじゃないかと思ったりもする。でたまに欲情しちゃったりもする。
ムッツリ変態。
芭蕉さん
現名は宗房。とある市内の図書館司書。
前世の記憶を持って生まれてきている。ので自分の前世の活動が、後世に残っていてとても嬉しい。
あとは大好きだった曽良くんと再会出来たらなぁ~、なんて思ってたら出逢ってびっくり。
でも記憶はないらしいと気付きがっかり。
あまつさえ自分の前世に恋をしているなどと、思わぬ告白を受けて超びっくり。
しかもそれがストーカーの域に突入していて正直引き気味。
芭蕉研究だけでなく自身も俳句を詠むが、正字くんに聞かれたら何か大変なことになりそうなので彼の前では自重している。
それでも慕われるのは悪い気はしないので、一緒に出掛けたりしている。
最初は引き気味だったが、やがて「過去の私じゃなくて今の私を見てよ…」と前世の自分に嫉妬したりするようになる。
出逢い編です。よろしければどうぞ!
「芭蕉に興味あるの?」
不意に背後からかけられた声に、内心驚いて振り向いた。
そこに立っていたのは少し背の低い、どこにでもいそうな中年男。
その男の大きい栗色の瞳は興味津々とばかりに自分を捉えている。
胸元には名前の書かれたプラスチックのプレート。
どうやら、ここの職員らしい。
「…何ですか急に」
「え、あ!ごめん…。その、つい」
ここらへんの棚に若い子が来ること、滅多にないから。
ほんの少しだけ寂しそうな顔をした男は、だがその闇をすぐ振り払い。
再び同じ質問を繰り返す。
「で、ドゥなの?見たところだと大学生?卒論とか?」
にこにこと詰め寄って来る中年。
胸元には宗房という名が刻まれていた。
(宗房)
聞き覚えのあるその名に、不本意ながら胸の内が震えるのを感じた。
松尾芭蕉。
自分が今前に立っている本棚。
そこに圧倒的に立ち並ぶ名。
興味があるかないかと問われるならば。
(答えるまでもない)
「…そうですね。彼の詠んだ句と、彼が行った業績には大変感心します」
気が付けば足跡を追って、彼の姿を見つけようとするくらいには。
はじめの言葉を聞いてぱぁっ、と顔を輝かせた相手。
だが二言目のそれにすぐにその動きが止まる。
「名前を見つけるとどうしてもそちらに足が向きますし。彼もこの場所で同じ風景を眺めたのだろうかと考えるとそれだけで興奮します」
そんな相手の様子は気にも留めずに一気にまくしたてる。
ただ語るだけで内側から湧き上がって来る、この高揚感。
それを今の自分に止められる訳がない。
「もしかしたら…僕は、彼に恋をしているのかもしれません」
何百年も昔を生きた、実際一度も会ったことなどない。
そんなかの俳聖に。
こんなにも、心を乱されるなど。
「…………へ、へぇ~」
その遠慮がちな声に、ふと先ほどまでの高揚が鎮まる。
改めて相手を見ると。
「そ、そう……なんだ~……」
物凄く微妙なひきつり笑い。
ここに来て初めて、人にこの内なる部分をさらけ出してしまったことを後悔した。
(よくよく考えると、何故そんなことを初対面の人間に話したのか分からなかったが)
(その理由が分かるのは、もう少し後のことである)
ひとまずは。
はじめましての、ご挨拶。
続く。
不意に背後からかけられた声に、内心驚いて振り向いた。
そこに立っていたのは少し背の低い、どこにでもいそうな中年男。
その男の大きい栗色の瞳は興味津々とばかりに自分を捉えている。
胸元には名前の書かれたプラスチックのプレート。
どうやら、ここの職員らしい。
「…何ですか急に」
「え、あ!ごめん…。その、つい」
ここらへんの棚に若い子が来ること、滅多にないから。
ほんの少しだけ寂しそうな顔をした男は、だがその闇をすぐ振り払い。
再び同じ質問を繰り返す。
「で、ドゥなの?見たところだと大学生?卒論とか?」
にこにこと詰め寄って来る中年。
胸元には宗房という名が刻まれていた。
(宗房)
聞き覚えのあるその名に、不本意ながら胸の内が震えるのを感じた。
松尾芭蕉。
自分が今前に立っている本棚。
そこに圧倒的に立ち並ぶ名。
興味があるかないかと問われるならば。
(答えるまでもない)
「…そうですね。彼の詠んだ句と、彼が行った業績には大変感心します」
気が付けば足跡を追って、彼の姿を見つけようとするくらいには。
はじめの言葉を聞いてぱぁっ、と顔を輝かせた相手。
だが二言目のそれにすぐにその動きが止まる。
「名前を見つけるとどうしてもそちらに足が向きますし。彼もこの場所で同じ風景を眺めたのだろうかと考えるとそれだけで興奮します」
そんな相手の様子は気にも留めずに一気にまくしたてる。
ただ語るだけで内側から湧き上がって来る、この高揚感。
それを今の自分に止められる訳がない。
「もしかしたら…僕は、彼に恋をしているのかもしれません」
何百年も昔を生きた、実際一度も会ったことなどない。
そんなかの俳聖に。
こんなにも、心を乱されるなど。
「…………へ、へぇ~」
その遠慮がちな声に、ふと先ほどまでの高揚が鎮まる。
改めて相手を見ると。
「そ、そう……なんだ~……」
物凄く微妙なひきつり笑い。
ここに来て初めて、人にこの内なる部分をさらけ出してしまったことを後悔した。
(よくよく考えると、何故そんなことを初対面の人間に話したのか分からなかったが)
(その理由が分かるのは、もう少し後のことである)
ひとまずは。
はじめましての、ご挨拶。
続く。
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挙動不審眼鏡。とりあえず色んなことに妄想できたらそれでOK。現在はギ.ャ.グ.マ.ン.ガ.日.和に熱中。その他もろもろ。
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